菩提寺で仏具に詳しい檀家の方から聞いて今回この灰を購入しました。
一般的に白い灰は線香の火が消えやすく、線香を立てて焚く場合は灰に差した部分が燃え残り、線香を寝かせて焚く場合は火が途中で消えて線香が燃え残るそうで、黒っぽい灰は逆に線香が良く燃えるが見栄えが悪いという事ですが、このみやこ灰はかなり白いのに良く燃えるという、いいとこ取りの優れモノとの事でしたので、今回これを購入しました。
確かに噂に違わずかなり白く、色合い的には文句の付けようがないレベルです。肝心の線香の燃えやすさに関しても全く問題なく、寝かせて焚いても燃え残る事は有りませんでした。
線香を寝かせて焚いた場合に線香が燃え残ると香炉の上に残り一目瞭然ですので、線香の火が燃えにくい香炉灰だと使い物になりませんからね。
当方では真宗大谷派向けの3.5寸の透かし香炉で用いていますが、1袋と2/3で丁度良い分量でした。残り1/3は後日灰ふるいを行った際やこぼした際等の補充用とすればよいかと思ってます。
このみやこ灰1袋はグラムで表すと約15gだそうですので、真宗大谷派向けの3.5寸の透かし香炉では1回分で25g必要という計算になります。初めて購入される方の参考になれば幸いです。
まぁ、香炉灰ってどこもグラム表記で売っていますけど、本来重さなんてどうでもいい事で、本当は体積が判らないと初めて購入する際に目安とする事が出来ないんですよねぇ。
普通に香炉に詰めた際のおおよその容量をccやmlとして表記してくれるだけで大分助かるのですが。
商品の本質とは外れた所で愚痴ってしまいましたが、寝かせて線香を焚く宗派の方には特にお勧めの品です。