リマスタードのカーボンに合わせて購入しました。まずは外観の完璧な仕上げについて。純正としか思えない程にメッシュ・樹脂仕上げともにバッチリマッチしています。本体への固定方法はチェアバックフレーム上端にクランプ(上側はフック状の溝が切られた樹脂パーツ、下側は金属プレートをネジ締め)を挟み込んで固定する方式です。残念ながら金属プレートにはプレスのバリが結構残っているので、本体樹脂フレームに食い込んで傷が残るのを防ぎたい人は予め軽くヤスリがけしてバリ取りしておきましょう。付属するネジは全て六角穴、ただしミリを使うISO規格ではなくインチのインペリアルというアメリカ家具あるあるな感じですので、わざわざ工具店で買い直すのが面倒な人は付属する六角レンチを無くさないよう大事に保管しておきましょう。手元の工具では4ミリではゆるく、5ミリが入らず、3/16インチソケットにスポッとはまるサイズでした。
機能的にはヘッドレストと頭の位置関係(高さ・頭との距離)調整域が広く、身長問わず納得のいく位置出しができる優れものです。固定式ではなくリベット軸で自由可動するタイプですが角度調整もついています。チェア本体よりメッシュの張りを大幅に弱めてあるので程よい枕感でうなじにしっかりフィットし、リクライニング時頭を優しく支えて束の間のリラックスを味わわせてくれます。付けてもお昼寝向きな座り心地になるわけではありませんが、フッと身体を後ろへ預けた時あるのとないのではリラックス度が大違いになりますね。