値段、設置設定の簡単さ、静止画での長期記録を総合すると入門機として手頃で良いと思う。
まずカメラの設置で壁に穴を開ける必要のある場合には小型でいいので電動ドリルドライバーがあった方が良い。
なるべく軒のすぐ下に付くよう脚立に登ってドリルビットで下穴を開けてからネジで固定した。
付属のカメラ本体用ACアダプタの長さは約1.5m、大変残念ながらあと50cm程寸足らずで下方の屋外コンセントに届かず、1mの1口延長ケーブルを使用した。
ACアダプタとケーブルの余った部分はH193×W117×D90の防雨ウオルボックスに収めた。
建物は軽量鉄骨で、カメラとモニターとの直線距離は2.5m位、雨戸を閉めていてもばっちり受信、記録できている。
静止画設定で感度は半分よりも一押し高め、敷地外の部分はマスクしている。
日中はまぁまぁの感度で写してくれるが夜間モードになった途端3~5秒、長くても10秒程度の間隔で撮りまくる。少し離れた道路を通る車のライトや小さな羽虫が横切るのに反応しているよう。
SDメモリの使用量は、上記のような設定で暗視モードの時はほぼずっと撮り続けてるが、1週間で300MB前後なので静止画であればとりあえず動作させておいて何かあったら確認する、という使い方ができて楽かなと。動画の場合はもっと頻繁に確認しないとならないだろう。
録画モードは未使用だが、静止画モードだと記録の度に「今シャッター切りましたよー」といった体で1秒弱くらいモニター画面から外の景色が消え、Windows2000のデスクトップの色のような水色になり、その後再度外が映る。
寝ようとして暗くした部屋の中ではかなり鬱陶しい。
実際の静止画は、640×480では3m程離れた場所の人物の顔は判別できない感じ。知ってる人であればシルエット等で『近所の○×さん』とわかる程度。
悪戯の抑止にはなるだろうが、実際に悪戯をされた際の証拠になり得るかどうかという点ではあまり期待はできなさそうなので、買い換える時には1メガピクセル程度の物を選びたいところ。
また、広角という事だが、Brinno ルスカ PHV MAC と比べ上下方向が狭い。左右方向はほぼ同じなので、疑似パノラマ的な感じ。
あとは防水仕様と歌いつつアンテナ接合部にカバーがないのにはちょっと笑った。ACアダプタとの接続部分と同様、自己融着テープで巻いた。