【デザイン】
黒を購入したが、素人目には2万円台の自転車には見えないくらい高級感はある。
サドルの色合いが渋い。
重量があるぶん骨太だが、安物にありがちな脆弱さはない。
特にリアの荷台が丈夫で安心感あり。
【乗り心地】
組み立て工程のムラかも知れないが、ハンドル取付部とサドルのスプリング部に癖があり、最初は乗っているうちにハンドルが下がったり、サドルが傾いたりした。ネジなど自分で締め直したところ好調ではある。
身長173cmの自分でも、つま先立ち位まで高くできるので、タイヤ径が小さい割に長距離走行も意外と苦ではない。
【操作性】
単純なので問題なし。
バッテリー上部に鍵を挿して回すと電源が入り、あとは漕ぐだけ。
(電源を切れば普通の自転車)
ただし、折り畳み機能は自動車旅行用と割り切るべき。
横倒しにして、かなり力を加えないと畳めない。
はっきり言って、一般的な女性では、一度組み立ててしまうと(組み立てるほうは、女性でもできますが)元に戻すのは困難なレベル。
【アシスト性能】
坂道でも軽く漕ぐだけでOK。
アシスト開始までにタイムラグはあるが1秒程度なので、急坂発進でもしない限り実用上問題はない。
むしろ問題にするとすれば、パワーに反比例したブレーキの弱さか。
ブレーキ制動距離は長めに見積もるべき。
【バッテリー】
重くて大きいが、安価であり全体のデザイン性にも一役かってるので、トレードオフと考えるしかない。
日常乗りで航続距離に不満を感じたことはないが、正確に航続距離を調査したこともない(バッテリーの減り具合から見て気が遠くなるので)。
ただし、平地でも一定スピードまで勝手にアシストするので、さらに航続距離を気にする人は、長い平坦地では積極的に電源を切れば良いと思う(乗ったままでも腰元で電源は切れる)。
ライト(前照灯)がバッテリー直結なので便利な反面、万が一、夜間にバッテリーが切れたときのために、太陽蓄電のライトなど予備で付けておくと良いかも。ちなみに、ライトの上部にバッテリー残量ランプが付いている。
【その他】
自転車離れしたタイヤの恩恵か、滑走性能が高い。
電動キックボード的に、チマチマゆっくり走るのも面白い。
折り畳みは非常用と割切り、ただの電動アシスト自転車と思えばコストパフォーマンスは高い。どうせ高額出すなら、これに自転車用屋根でも付けたほうが、よっぽど万能だと思う。