香司シリーズの最後、16種類目は102の甘茶。スティックはまさに甘茶の香り。
焚いてみると煙は多く、甘茶そのものの香りが漂う。香りはこのシリーズにしては濃厚だが、煙も多いため部屋にすぐ香りが行き渡る。
しかし煙は優しく、とてもマイルドな香り。甘みといい、お茶の香りといい、どうすればこんなに忠実に香りを再現できるのか不思議なくらい。こういいう繊細な香りを出せるのはかなり高度な技術と修練が必要ではないかと思う。香りの出来栄えはほぼ完璧。
ただ煙が多いので、近くで嗅いでいると煙たさを感じる。それが唯一の欠点。部屋に漂う煙は煙たいとは感じないが、もう少し香りに透明感があればもっと良かったと思う。
このお香はお茶を嗜む方なら誰にでも堪能していただけるだろう。私もお茶が飲みたくなってしまった…
このお香は気に入ったけど、それほど頻繁に味わいたいとは思わない。嗜好の問題だけど。なのでリピートは微妙…