現在空き家になっている古い家のメンテに使用。50年くらい前の建物なので、壁は石膏ボードではなく、漆喰のような材質。ところどころ剥落や歪みもあったがクレゾール石鹸で表面を丁寧に拭き取って乾いた頃を見計らってから施工にかかる。柱の脇に電線がニップルで固定されているためにスキージーや地ベラで押し込みながら作業を進めなければならなかったが、壁紙自体はとても素直で貼りやすく、2~3度ならば吸着力を失わないで広い面積の貼り直しも利くようで改装作業に役に立った。狭い家だから最初7メートル巻を1本頼んだが、壁紙というのは意外と使う物で結局3本目の途中(延べ20メートルくらい)で当初予定していた部分の作業を終えることができた。お蔭様で時代を経た汚い壁がスキッと仕上がった。カッターはケチケチしないでちょっと切れ味が悪くなったらボキボキ折って使うのがコツ。ある程度の量を買うとカッターとスキージーがオマケにくっ付いてくるがこのカッターが安っぽいけどよく切れる。ただし、刃が短くなってくると鞘の収まりが悪くなるのだけがちょっと困る。作業中に壊れたりはしないのでご心配なく。