ドライブに行った先で、ちょっと移動したいときのために折りたたみ自転車があれば便利だと考えたことがあった。その時、友人から折りたたみ自転車を譲り受けたのだが、タイヤ径が小さく、漕いでも漕いでも前に進まないことに閉口し、結局使わなかった。
あるとき、電動アシスト付きの折りたたみ自転車があることを知った。何種類かあったけど、最終的にオフタイムにした。値段は高めだけどバッテリー性能がいいし、初めて買うようなものはいい物にしておいたほうが後悔が少ない。
さっそく近所を一時間ほど走ってみた。電動アシスト付きの自転車に乗るのはこれが初めて。最初、あまりアシスト感がなく、こんなものかな?と思った(平坦だったから、あまりアシスト力は強くないらしい)。7段変速だが一番重くしてもギアは軽く、あまりスピードが出ない。もっともこれはタイヤが小さいことも一因だろう。だが、以前貰った折りたたみ自転車よりはずっと快適だ。
電動アシストの効果を確認するために坂道に向かう。はっきりとアシスト感がないのは相変わらず。試しに、電動アシストをオフにしてみる。ペダルが重くなる。確かにアシストしているのだ。アシスト「強」モードも試す。少し軽くなるようだ。ギア比を上げて、少し重めにすれば、アシスト感が出る。その分、バッテリーの消耗も激しいのだろう。楽なギア比を選択すると、平坦な道と同じくらいの容易さで坂道を登ることができた。これはいい!
意外だったのは、スタート時の楽さ。乗ったままでも、スッっと走り出すことができる。自転車の発進はけっこう大変なことなんだと、いまさらながらに気がつく。発進が楽だと、止まることも気にならない。気楽に止まれるのがいい。
春になり、暖かくなってきたから、週末にでも、どこかに出かけてみよう。