最近のエギングロッドは、軽量と高感度ばかりを競い、竿本来の「しなり」を犠牲にしたものが多いように思います。はっきり言うと折れやすいのです。
天龍の竿に着目したのはグラス混率の高さです。
カーボンの軽量高弾性の対極にあるのがグラスファイバーです。
グラスファイバーは、しなりとトルクがあり、どんな大物を上げようともU字型にしなり、折れにくい特徴がありますが、イカのアタリなどを感知する程の感度がありません。自重もそれなりに重くなります。
その両者の利点を生かし、欠点を補ったのが天龍のエギロッドではないでしょうか。
カーボン対グラスが80:20という混率は天龍のエギングロッド以外にはありません。
この竿で先日1回目の釣行に参じましたが、すばらしいの一言に尽きます。
細身で思ったより先調子で、イカパンチもはっきり解りました。500g位の春イカとしては小ぶりな♂でしたが、持ち前のしなり感を十分に発揮してギャフ無しで5m位の堤防を抜き上げられました。
超軽量と謳う8.6フィートの竿より12~3g程自重がありますが、リール付けてキャストして2段シャクリしてこの12~3gの重さがわかるエギンガーはいないでしょうね。
これまで超軽量超高感度と謳われたオリ○ピックの竿を使って折りましたが、キャスト時の安心感が断然違います。
スペックだけで竿を選ぶのはリスクも大きいのですが、この天龍の竿は間違いなく長く付き合える竿になりましょう。
追)ショップの対応も素晴らしかったです。
何が嬉しいって、「YAMASHITA」の帽子を無造作に(笑)まるで竿の緩衝材のようにしてプレゼントしていただきました。
何の広告もせず、いきなりくれるところが九州の人柄だね。