管理番号 | 新品 :20363339992 | メーカー | ルイ | 発売日 | 2024-11-27 | 定価 | 30,498円 | ||
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シャンパーニュの最高峰に立つルイ・ロデレールルイロデレールLouisRoederer | |||||||||
ルイ・ロデレールが世界の最高峰に立つシャンパーニュのメゾンであることは間違いありません。ドン・ペリニヨン、クリュッグ、ポル・ロジェなどのライバルは存在しますが、年産100万本近い規模で、ノンヴィンテージからプレスティージュまで高い品質を保っているのはルイ・ロデレール以外ありません。畑の半分はビオディナミで栽培し、耕作には馬も使用しています。畑の半分がビオロジックの認証を得ています。シャンパーニュは緻密な醸造技術を求められますが、素材となるブドウが優れていなければ話は始まりません。ルイ・ロデレールのすべてのシャンパーニュに共通する透明感は、ビオディナミからくるのです。 |
ロシア皇帝に献上した19世紀から不変のエレガンスルイ・ロデレールは1840年代に畑の購入を始めました。クリスタルの区画はロシアの皇帝アレクサンドル2世の特注を受けて造り始めた時から変わっていません。後にグランクリュに格付けされた、チョーク質の強い最高の畑です。2006年からビオディナミへの転換を始め、クリスタル2008年のロゼはすべて、ビオディナミのブドウから造られました。2012年になって、クリスタルもロゼも100%ビオディナミのブドウから造られるようになりました。これによって品質がさらに上がりました。クリスタルの魅力はチョーキーなミネラル感を伴うフィネスと、驚くほど熟成するエネルギーにあります。20年は楽に進化します。クリュッグのように熟成してからリリースするスタイではなく、比較的早めにリリースされます。その時点でもおいしいのですが、何本か購入して寝かせるのも楽しみです。2000年代のヴィンテージの評価は、基本的に高得点ですが、2006年以降ぐっと評価が高まっています。もちろん、それ以前のものは発展して、別の世界を見せてくれます。 熟成しても不変の品格、クリスタル2006シャンパーニュは、新しいヴィンテージが出ると、そこにばかり目が行きがちだ。リリースされた時がおいしい、早飲みできるワインというイメージがあるため、すぐに市場から姿を消す。キャッシュフローが良くないため、ワインをキープする習慣はない。発売時にほとんどのボトルを市場に出す。プリムールで瓶詰め前に生産コストを確保できるボルドーのように、一定の在庫を保管しておくのは難しい。そのため、熟成したボトルが見つからず、飲む機会も少ない。だからといって、年月を経て進化した姿を経験しないのはもったいない。クリスタルについては、発売時に完成されているものの、20年は熟成すると、ジャン・バティストは口にする。過去の試飲でもその熟成力を実感してきた。幸運なことに、2006を試飲する機会に恵まれた。2012の透明性、フィネスとエレガンスには及ばないにせよ、十数年間の熟成が新たな魅力を加えていた。「ルイ・ロデレール クリスタル 2006」は凝縮していて、果実の力感を秘めたゴージャスなワインだ。温かい気候を反映した肩幅の広いミディアムボディ。スモーキーで、ナッティ、ブリオッシュ、潮の飛沫、研ぎ澄まされた酸ではなく、丸みを帯びているが、緊張感と繊細さを秘めている。空気にふれてまとまりが出て、味わいがきっちりとバランスがとれてくる。ピノ・ノワールが成功した年だが、シャルドネのエレガンスがきいている。焦点のあったフィニッシュ。10年後に再会したい。96点。【ワインレポートより抜粋:2020/01/31 山本 昭彦氏】ルイ ロデレール一覧へ