確かに明るい。自転車に装着しても、キャンプでも、ここまで明るい懐中電灯を所持している人はそう居ない。自転車には十分すぎる明るさだ。電球式の懐中電灯から買い換える方は、その明るさに驚くだろう。しかし疑問点も多々ある。本当に1300ルーメンあるのかは調べようがないため不明である。また、LEDが本当に「クリー製」なのかも疑問だ。箱のフタには英語で「クリー製」と書かれているようだが、フタの写真と、実物の懐中電灯とではデザインが異なる。ちなみに、本体や説明書には、どこにも「クリー製」とは書かれていない。本体の作りは、想像していたよりは丈夫に思えた。ズームレンズには最初から1センチ程度のキズが付いていて、LEDの位置がセンターより2ミリ弱ズレていた。しかし光はムラなく均一でキレイだった。ズーム機能は重宝している。光を遠くに照射したい場合、光を一点に集光したい場合(辺りに光が広がってほしくない場合)に便利。照射80メートルに関しては嘘ではなさそうだ。ズーム時にスライドさせるヘッドは固さに個体差があるようで、本体を立てて使うとヘッドが自重で勝手にスライドする固体もあるようだ。スイッチのON、OFF、点灯パターン切替は、操作が不便に感じる方もいるようだが、慣れると全く問題ない。充電器と充電池に関しては危険極まりない。まず、説明書には「充電時間は約6時間、8時間以上は充電しないように」と書かれているが、6時間、8時間そして10時間経っても充電は一向に終わらない。私は怖くて10時間以上の充電はしたことがない。購入して約2ヶ月経つが、いまだにフル充電になったことがない。この手の充電池は、ネット上でも噂されているが非常に危険である。発火など火災につながる危険性もあるので、取り扱いには十分注意が必要だ。説明書の点灯時間は全くのウソ。半分と考えるのが妥当である。前述で10時間充電した充電池を使用しても、説明書の点灯時間の約半分である。ハイモードの実測値で約50分程度。充電器から充電池を取り外す時も要注意である。マイナス側の端子が勢いよく戻ってくるので、指先をケガする危険性がある。爪にぶつかると非常に痛い。18650型の充電器と充電池は、高価だが安全な日本製を私は勧める。この懐中電灯を購入した方たちは、何らかの不安、不満を必ず抱えていると思われる。これから購入する方は、それなりの覚悟をして購入すること。