航空機撮影のお供に購入しました。偏った辛口レビューかもしれませんが、ご容赦を。
総合評価:買ってすぐの時期の満足度は高い。一方、長期使用における耐久性及び使い勝手という点で多少不安が残る。
良い点
・テンキー装備のため、周波数入力が容易です。また、取扱説明書を見なくても、直感で操作できます。
・小型軽量。ダウンジャケットのポケットに本体がすっぽりと収まります。ベルトに装着しても、おなかが苦しくなりません。(^^;)
・朝の8時から夕方の4時まで、メモリー・スキャンで使用しましたが、電池切れにはなりませんでした。ちなみに、電池はサンヨーのエネループ(新品)です。
・液晶だけでなく、前面のキー・スイッチにも照明あり。夜間撮影の時には間違いなく重宝するでしょう。
・VHF帯及びUHF帯の航空無線を飛行場で受信するには問題ないレベルです。
気になる点
・単3電池を3本使用する電源。NiCd電池は2本直列で充電するので、使い勝手があまり良くないと思う。なお、私は1本単位で充電できるエネループを使用してますので、あまり不自由は感じませんが…。
・電池が切れそうな場合、音でそれと判る特徴がほしい。液晶画面を常に見ているわけではないので、音で気付かせるのが適切な設計である。それでもメモリーが消えなければ許容できるが、先代のお供VT-225(これもユピテルさんの製品)では、メモリーがクリアされるので、周波数を書いたメモは必需品であった。
なお、I社のレシーバでは音声が途切れ途切れ(チョッピング)になるのですぐに電池切れと判り、メモリの内容がクリアされることなく電池交換ができた。まあ、これもエネループ電池が新品の時は気にならないのですが…。
・イヤホンのジャックが側面に付いている。この部分は外部から応力がかかって接触不良になる可能性が高いため、外部応力が加わりにくいレシーバ上面にジャックを設けるのが適切な設計であろう。
なお、先代のお供VT-225はイヤホン・ジャックが上面に付いているにも係わらずジャックの接触不良(と思われる症状)が出ているので、長期使用に不安が残る。
・キー本体に文字が印刷されている。長期使用すると、手や服にこすれて、キー本体に印刷されている文字が消えないか、不安である。