60歳を過ぎてから書道を習い始めました。当初はホームセンターとか近所の文具店で安物の筆、半紙、墨汁等を購入しておりましたがここ一年位前から『魁盛堂』さんから購入するようになりました。今回の『鈴鹿墨』もメルマガで紹介して頂き、テレビ番組「たけしのニッポンのミカタ」を拝見し、購入しました。書道のための用品ではありますが、生産過程、作者の想い、歴史などを理解しようと想いながら墨を磨ると、書道の楽しみが増してきます。実用性から見ても、濃淡・色艶など申し分ありません。良い買い物をしたと満足しています。
…購入してから一か月余り経ちましたので、その後のレビューを追記します。
机に向かい硯箱を開けると何とも言えない良い香り包まれ、精神的に落ち着きます。桐箱の中で和紙に包まれた「鈴鹿墨」を取り出すと、書に対する気持ちが昂ってきます。精神統一し墨を磨るとその磨り心地が何とも言えません。以前使用していた墨は滑らかに磨れず墨が飛び散ったりしていました。「鈴鹿墨」を筆に含ませ書いてみると、濃淡それぞれで思い通りの色艶が表現できます。書を初めてそれほど長くはありませんが、書く楽しみが湧いてきて末永く愛用できそうです。