(1)モデルチェンジ
明確な不満は、持ちにくい(落としやすい)パッケージへの変更です。
容器を設計された方は、これでokとお考えになったのでしょうけれど、明らかに使用者の視点を見失っているうようです。
側面の凹みに、指をかけることになると思いますが、上から視てイチョウ型の容器を「細幅側」で持てば滑りやすいことぐらい、試作した際に容易に判りそうなもの。
ご使用になる方は、容器の底に手を添えてお持ちください。
(2)
本品は「塩素系(次亜塩素酸ナトリウム+防食防止剤)」で、洗濯槽に残った有機系(主にタンパク)の汚れやそこに根付いたカビをアルカリの効果で溶かし落とすものです。
「酸素系」において発泡に伴い汚れを浮かすこととは、根本的に異なります。
「酸素系」では「黒い汚れが浮いてきた」という表現を目にしますが、「塩素系」の本品においては、「(汚れ次第で)液が濁る」という表現になります。
溶かし落とすので、排水して、残りをすすぎ落とすことで完了です。
よほど長く汚れをため込んだ、という状況でもない限り、固形物が浮くことはないと思います。
洗浄後は、塩素臭が数日残るものの、いかにもな有機臭はなくなります。
(3)注意
世間では「キッチンハイター(塩素系)」と同じもので濃度が異なるくらい、とするお話を耳にしますが、本品には「防食防止剤」が添加されていますので、塩素やアルカリによる洗濯機へのダメージを最小限にするよう調整されています。
また、新型コロナまん延以降、消毒液としての認知度が上がった「次亜塩素酸」とは異なります。これにアルカリである「水酸化ナトリウム」を添加したものが、本品の主成分の「次亜塩素酸ナトリウム」で、タンパクを溶かす作用があるため、完全に別の物質です。後者「・・・ナトリウム」の本品やハイターを消毒液としてご使用にならないよう。
(4)
我が家では、洗濯の回数が多いので、洗濯機メーカー推奨の1回(/年)でなく、3回(/年)程度の頻度で使用します。
日立さんの洗濯機には「槽洗浄コース」が用意されているので、これでおよそ11時間。すすぎまで自動で、朝にはすっきり。
(5)注意(-2)
本品は、アルカリ性で皮膚を溶かしますので、取扱い時には皮膚や眼、衣類、周囲の物品に付着させないよう、くれぐれもご注意下さい。