段ボール製の簡易燻製器で作った燻製がとても良かったので、もっと本格的な燻製器が欲しくなって購入しました。
段ボール燻製器ではできなかった熱燻ができるので、まずは付属のレシピを見ながらベーコンを作ってみました。75℃で5時間燻すのですが、適正温度を保つのがかなり難しいです(過熱しやすく、冷めやすい)。火から燻製器の上の方まで届く大きな風防で三面を覆っておくと少しは温度が安定しやすくなります。
かなり長い時間適正温度から外してしまいましたが、出来上がりは上々でしたので、あまり神経質にならなくても平気なのかもしれません。
温燻は手順も簡単で、食材の選択と下処理に失敗しなければ、手軽に絶品の燻製が作れます。
温燻だけなら段ボール燻製器に対する優位性はあまりないかもしれません。網が3段になっている分、一度に処理できる量が多いですが、段ボール燻製器を3つ買ってもこの燻製器よりも大分安いです。
もちろん段ボール燻製器は繰り返し使用するものではないので、使用機会が多いならこちらの方のリーズナブルでしょう。
使用後は内部がベトベトに汚れますが、食品対応の消毒用エタノール(77%)とペーパーウエスで十分にキレイにすることができました。洗剤を使ってゴシゴシ洗う必要がなかったので、炭火BBQの後片付けに比べれば随分楽でした。
BBQのようにお腹いっぱい食べるには向きませんが、絶品の酒肴を色々工夫して作れるので、酒好きのアウトドアパーティーにはおすすめできます。