しばらくいくつかのアンドロイドタブレットでソナーペンを試してみました。
まず購入したソナーペンは、スタンダードなイヤホン/マイク端子に差すタイプで、USB-Cタイプではありません。「USB-C端子のある機種ではそっちを使ってください、イヤホン端子のモデルでは動作しません」的な事を書いてあったのですが、「AMAZON FireHD 10ではイヤホン端子のモデルで動作した」というレビューもあるので、どっちなんだろうという若干の不安もあったのですが、結果から言うとUSB-C端子を持つ機種でもイヤホン端子のモデルでみなちゃんと動作しました。
ただし、Windowsパソコンでもソナーペンが使えるドライバがあるので、ペンの使えないノートPCでも使えるかと期待したのですが、これは公式ページで書いてある通りイヤホン端子では動作しませんでした。USB-C端子のモデルを使うか、ソナーペン専用のUSB-C-イヤホン端子アダプタを買って使う必要があるようです。このためだけに1500円のアダプタを買うかどうかは悩ましい所です。
ペイントソフトはメディバンペイントとアイビスペイントを試しましたが、どちらも動作はしましたがメディバンペイントの方が若干問題は起きにくいかなという気がしました。パームリジェクションはよく誤動作して変な事になった上にしばらく操作不能になったりしたので使わない方がいいでしょう。それとどちらを使うにもまず SonarPen Calibrateを入れてキャリブレーションをした方が良いです。
実際の使用感ですが、どちらも問題無く筆圧を使えるのですが、思い通りに使うには感度調整のカーブをいじるなどした方がいいでしょう。あと、どれでも使える事は使えるのですが、ON荷重が重めだったり時々ストロークが抜けたり速い動きについてこれないなどの微妙な使いにくさが出る事があったのですが、これはどうもタブレットの機種による相性の良し悪しがある気がします。前述のFire HD 10(2021年モデル)では相性が良いようで、そういう問題がほぼありませんでした。一方もっと性能が高いはずの中華タブレットでは微妙に使いづらさが出ました。OSのバージョンによる違いもあるかもしれませんね。
若干の相性はあるものの、元々ペンの使えないマシンで筆圧ペンが使えるというのはメリットだと思います。