ここ数年、仙台湾で人気なのがライトアジ(40号のビシカゴを使用)とライトヒラメ(活きマイワシ使用)。ミチイトPE1.5~2.0号、リーダー5~6号程度の仕掛けで、水深30~40mほどの海域を狙う釣りです。
一部では食い込みの良さ、弾き・口切れ対策に良いとしてワンピース、オールグラスソリッドのショートロッドが重宝されているようで、私も試してみようとこのアイテムを購入した次第。
先週、届いたサオを持って昨日(9/8)ヒラメ釣りで試してきました。
40号のオモリを静荷重で背負わせた印象は「やや穂先が入り気味かな」と思いましたが、グラスソリッド特有の粘りとトルクによるバットパワーを充分に堪能できました。
ちなみに当日は80cmを頭に16枚の釣果(笑)。幸先良く「当たりザオ」の仲間入りです。
リーズナブルながら仕上げに細かな気配りが感じられる一品。これからの時期は波やウネリも想定し、ワンランク上のパワーを持った210クラスのモデルを誂えようと思います。
最後に気づいた点を挙げておきます。
○リールシートのクリアランス不足により「It's ICV 150WL(ダイワ)」クラスのリールをセットする際、スクリューナットを上グリップ側に押し上げないと着脱スペースを確保できない。
○リールシートのサイズ・形状がリールの脚に合わないためか、強めに絞め込まないとリールをセットした状態で若干のガタツキが生じる。
○1.5号のPEラインと6号のエステル(リーダー)を電車結びすると、ラインを巻き上げる際に高い確率で結び目がトップガイドに引っかかる。
○ノーブランドながらSicガイドを多めに使用したティップ部はマル。但し個人的には、トップガイドはハードガイドでも可(Sicガイドははハードガイドよりも割れやすいため。実際、結びコブの干渉か、スイベルとの接触かは分からないがすでにトップガイドの一部が欠損)。
○アワセ部の最外装にカーボンシートを巻き、勘合寸法を出している細かな配慮は強度アップ、耐久性の点で◎
多少重くても、グラスソリッド素材の特性を理解できるユーザーには価格も含めて納得以上のロッドといえると思います。