価格を考慮すればよくできたテントです。しかし、裁断の切れ端や細い糸くずが多く残っていること、ポールとテントを接続するホルダーの向きが1か所逆になっているなど、メーカーでいうところの「最終検査工程」が甘いと思われます。取説もカラーで一見丁寧に書かれていますが、ページ数の誤り(ロープの結び方に飛ぶページは7ページではない)があったり、写真を多用するがあまり、文章による説明が少ないことによる「写真と見比べながら」という作業になりがちで、初心者だとわかりにくいでしょう。フライシートも向きがわかりずらく、コールマンのように正面にロゴを入れるなどあれば便利です。また、入り口やフライの巻き止めは、下(地面に近いほう)が分厚くなるので、それに応じて巻き止めは上よりも下のほうが余裕がなければなりません。今は同じ寸法になっています。収納袋はもう一回り大きいほうが良いし、ペグは短すぎてすぐに曲がるなどあるものの、全体的には企業の真面目さを感じるテントで今後に期待します。