何よりも,電動アシスト自転車ながら通常の軽快車(いわゆるママチャリ)より軽いのが最大のメリット。ラック式自転車置き場を使う時,20kg以上の電動アシスト車だと腕力が必用で大変だが,この自転車ならそんなことはない。また,車重が軽いので,アシストを切っても平地なら普通の自転車と同じように乗れる。
自宅周辺は上り下りの坂が連続する地形で,3段変速程度の軽快車ではかなり疲れるため,以前は12段変速のMTBに乗っていた。この自転車は変速が無いので少し危惧していいたが,ギアを切り替えるかわりにアシストのパワーを切り替えるような乗り方で,結果的に12段変速のMTBよりずっと坂道は楽だった。
買い物など日常の使用や通勤まで視野に入れると,多少重くなってもフェンダー(泥よけ)やカゴが欲しくなる。以前フェンダーの無いMTBで雨上がりの道を走ると,スーツの背中に黒い線がついてしまうこともあった。この自転車の場合フレームの前後にダボ穴はあるが,フェンダーのステーがそれに合致するかわからなかったので,フレームにベルトで固定するサギサカの700C用84350がピッタリだった。前カゴはハンドルポストを外して装着するバスケットブラケットと27インチ車用のバスケットステーで固定。ロングタイプのブラケットと小型バスケットを選ばないと,ハンドルやブレーキレバーに干渉するので注意が必要。
バッテリーは使用環境にもよるが,20kmの航続距離は微妙かもしれない。通勤に使う場合は職場にも充電器を置いておくか,予備バッテリーの携行も考えている。バッテリーが軽量であるのと,充電残量がゼロになって平地なら普通の自転車として使えるのがメリットか。
今のところ,残念に思う点はブレーキがやや甘いと感じるくらい。キャリパーブレーキだが,以前に乗っていたMTBのVブレーキより制動力が弱いように思われる。あとは,長く使ってみて,バッテリーの消耗や各部のサビ・劣化などが少ないことを望んでいる。