まず、本体がかっこイイ。機能を絞ったツーボタン。美しい取っ手の光沢。少しざらついたダークな表面処理がシンプルな「大人の家電」を印象づける。扉を開くとフタのカバーが倒れて給水穴が顔を出す。このちょっとしたギミック、なんか好き。開いたり閉じたりして遊んでしまった。この給水穴から水を5ccいれるとスチームが発生する仕組みだ。実際に作動させると、こまめな温度管理でヒーターが忙しく明滅を繰り返す。庫内が明るいオレンジ色に輝き、まるで焼き窯の中を覗いているようだ。トーストの取り出しはちょっと手間取った。焼き網の形状に凹凸があり、入り口の狭さと熱さで、手ではちょっと取り出しにくい。マニュアルにはトングで取り出すイラストがあった。トーストの焼き加減は満足の☆☆☆!残念なのが、焼き網がガイド穴に乗せるだけなので、ガタガタして安定性に欠けること。そしてトレーなどが付属していないことなどで★ひとつ減。逆に意外な良い点。このトースター、焼いている間、タイマーが古時計のようにカッチ、カッチと時を刻む音がする。料理の出来上がりを待つ心をくすぐる演出。これだけでも満足感が高まる。さすがバルミューダ。抜かり無し。