寒い時期の山歩きとランニングのために購入した。ウインドブレーカーとしてカテゴライズされているが、一般的に山で使うウインドブレーカーとは異なる。自分が他に持っている同じ種類の商品は、パタゴニアのフーディニ・ジャケット、モンベルのウルトラライトシェルパーカなので、これらと比べて感想を書いてみる。
パタゴニアは標準的なウインドブレーカーで、モンベルは風よけにもなるすごく薄い上着、オンヨネは薄いジャージという感じ。
重量はオンヨネが一番重い(と思う)。生地も厚い。当然コンパクトにはならないので、ライトハイクには向かない。
はおった時の第一印象は生地が厚いわりに「ひんやりする」だった。モンベルは薄い裏地がついていて暖かく感じる。寒い時にはおるので、ひんやり感のしないような工夫があると良い。
パタゴニア・モンベルは伸縮性はないので、オンヨネのほうが動きやすさはあると思う。
防風の性能については、いずれも同じようなものだろう。10メートルくらいの風の中で着たが、スースーしたりはしない。
撥水の性能はわからない。透湿性もどうかわからない。両立するのが難しく、透湿性のほうだけ謳われていたので、山歩きの際、はじめはかなり内側が濡れるのだろうと思っていたが、意外とそうでもなかった。もしかするとパタゴニアより良いかもしれない。これからの暖かい季節にどれくらい着ていられるか試してみたい。
デザインは、モンベルはおっさん体型でも着られる感じ。パタゴニアはひょろ長い外人さん向け。オンヨネはパタゴニアに近くてスリムな感じ。
サムホールがあるのは良いところもあれば悪いところもある。自分は時計をつけるので邪魔になるためあまり好きではないが、オンヨネは手首周りがそれほどタイトな作りではなく袖の下に隠れるので、許容範囲。
カラーはアプリコットを選んだ。とても気に入っている。山のウエアは自分にとっては派手な色が多く、機能が良くても身につけるのはためらってしまう商品が多い。山の中で目立ちたいのではなくて、山の中に溶け込みたい人にとってはとてもありがたい。
この製品はもちろん山での使用を考えて商品開発されたものではないだろうが、もう少し着続けてみようと思った。