取付ボルトのサイズから、ゴムボート用に作られた物であると解ります。
説明書は写真が小さくて「詳細」ではありませんでしたが自分で取付けようとする人であれば各パーツを見ればイメージできるレベルと思います。
FRP船に取り付ける場合は船体への固定ボルトが必然的に短いサイズになりますので6本の長いボルトは使わずにステンのネジ山部2.0~2.5cm程度の物を用意します。必要に応じてバネ座金も用意して、袋ナット等の締まり具合を確認します。
あと、FRPの薄さから運搬時に船体ボルト固定位置に負荷がかかるので、1mm厚以上のステンプレートを用意して固定台座として追加した方が良いかと思います(添付画像参照)。
私の場合1mm厚しか手に入らなかったのでこれで取付ましたが2mm厚はあった方が良いと思いました。また、画像のサイズよりも更に広範囲に広げた方がFRPへの負荷は軽減されると思います。その場合はプレート固定用のボルトは多めに打った方が強度が強まるでしょう。
また、船を押したり引いたりする場面があると思うのでプレートは可能であれば船体の内外に2枚を合わせるように取り付けるのがベストと思います。
その他気付いた点として、タイヤを接地させた時にノッチピンが穴にしっかり収まらずに船首側へ引いた時に簡単に外れました。これは袋ナットを被った側のボルトヘッドがドーリーパイプに干渉していた為で、船体(FRP)が変形していたのが原因かもしれません。但し、両サイド共に同じ側のピンが収まっていなかったのでドーリー自体がハズレ品だったのかも知れません。
対処として、ドーリーパイプのボルトヘッドが当る部分をハンマーで叩き、強度が弱くならない程度に凹ませて綺麗にピンが収まるようにしました。
その他購入時に悩んだのがバネ式のノッチピンが挿入式のロックピンよりも細く見えて弱々しく感じた事でしたが、実物は確かに細く見えるも、運搬には耐えられそうな太さでした。
以上、長々と書きましたが、作業を終えて使ってみれば便利で手放せない商品である事はわかります。