かなりMTB寄りのグラベルロードで、昔MTBレースを走ってた者としては嬉しい限りです。クロモリのMTBフレームにドロップハンドルを付けた感じで、これがロードと呼べるのかどうかは疑問ですが…。
タイヤは29X2.25という極太で、MTBで走るような岩だらけの林道や山道でも難なく乗れてしまいます。空気圧は前2気圧、後ろ2.5気圧の設定ですが、適度なクッション性とグリップがあり悪くないと思います。
変速は、まず1レバーの変速方式(下げる時は少し押し込み、上げる時は奥まで押し込む)に慣れるのに時間が掛かりました。変速性能は悪くないですが、ローギヤに入っている時にもう1枚上げようとレバーを押し込むと1段落ちてしまう(重くなる)設定が何とかならんのかなと感じました。坂がきつくて1枚上げたいのに落ちてしまうのは結構きついです(笑)。
ブレーキは前はいいですが、後ろは遊びが多くレバーを握り切れない感じです。ブレーキ本体のアジャスト量が少ないため、ワイヤーをきっちり張っても遊びが出てストロークが長くなってしまいます。これはワイヤー固定位置をDIY工作で変更し、支点までの距離を短くすることにより解決しました(改造は自己責任で!)。効きは普通でしょうか。
クランクは安モンですがフィーリングは悪くないです。ギヤは38Tですが36Tがあれば山道をもっと乗って登れて楽しいと思います。
画像は高野龍神スカイライン途中の護摩壇山駐車場から今西林道・猪笹林道を走った時の物です。結構ハードな林道で廃道化している箇所もありましたが、このバイクでは安心して走り切ることができました。
泥除けは自分で取り付けました。 RITEWAY(ライトウェイ)のフェンダー幅65mmというもので、取り付けにある程度の経験とコツはいると思いますが、問題なく取り付けることができました。ハードな林道走行でも問題なく異音の発生などもありませんでした。
最後に自転車店の方に苦情ですが、スプロケットのトップギヤがスプラインにきっちり入らないままロックナットが締め付けられており、ロックナットがふらふら揺れているような状態でした(自分で直しました)。あと、リヤのスルーアクスルシャフトのねじが固く全く手で入らない状態でした。自分でM12のタップを購入して再タップしましたが、それでもまだ少し固い状態です。本当にプロの整備なのか疑問です。