渓流釣りや山菜・きのこトレッキングとアウトドア活動の日数も少なくなく、レインウェアは必携品です。パーカー、コート、スーツと用途別で、ゴアテックス7着、エントラント2着、その他2着と透湿製品を購入してきました。ゴアテックスでも例外なしに、撥水性が落ちたものは雨などで表素材が保水しやすくなり、濡れて重くなり透湿機能が低下します。表面が保水すれば内部の蒸れは抜けにくく結露するという繰返しの果てに、表素材と透湿材の剥離が起こり、Gは3着、Eが2着と、雨降りに使えない雨具になりました。
透湿材用の洗剤で洗濯、高価な撥水剤で処理、などの手入れはしていましたが、特に2レイヤー品は剥離が速いようで、高額な品物だけに品質には疑問を感じていました。
そんなことから、雨具として耐水圧も大事ながら、ドライな着心地につながるJIS-L1099透湿度で比べたいと思ったのですが、A・B法があって共に2種あり、統一されてないために各社の表示を比較しようがありませんでした。
そこで撥水性に着目し比較すると、有名ブランドでも洗濯20~50回位が一般的で、本来の性能を維持する期間は意外と短命でした。その中でミズノのベルグテックは洗濯100回ですので2~5倍も撥水力をキープできます。レインスーツとして他社と遜色ない600g台の軽量さとコンパクト性は携行品として魅力十分で、しかも3レイヤーですので今回はミズノ製品に決めました。撥水力寿命アップはさすがですね。
到着の数日後、列島すべてが大荒れの天候のなか、天然ナメコ採りに行くことになり、当日は新しいレインスーツを着用し、雨の中で半日を斜面の上がり下がりで活動しました。
下山し駐車場に着くと、友人2人はレインスーツの中は蒸れで着衣が水分を含み「寒い寒い」とこぼし、近くの施設で下着から一切の着衣を着替えていましたが、私は用意していった着替えは必要とせずドライのままでした。
レインスーツの中を確かめましたが結露もありませんでしたし、パンツ部の前ファスナーや衿収納フード、蒸れ抜き兼用のチェストポケットなど使い勝手がよかったですね。スポーツウェアメーカーだけのことはあります。手頃な価格でこの機能と使い勝手は申し分なく星5個です。おススメです。