拙宅には祖父母の時に頂いた大内提灯が2基あるのですが、やや小ぶりでした。当時の流行か蒔絵が足と上部に施されていますが、こちらはワイン色で無地。深みのあるいい色合いです。どちらかというとすっきりして落ち着いた雰囲気だと思います。最近は火袋が少し縦長なのも時代の違いかなと並べて眺めています。柄も以前のものと似た感じで、寂し過ぎず、派手過ぎず、とても上品な華やかさがあって期待どおりでした。回転灯はライトのフィラメントを縦の木と並行にすると丁度前で模様が立体的になるようですね。中間スイッチもとても便利でいいです。毎年の事なので組み立てには慣れている筈ですが、三角が上手く入らず手こずっている内に先が折れてしまいました。大失敗!ボンド系の床職人といフローリング用の接着剤で固定、傷の部分をかくれんぼで誤魔化しましたが、まだ多少目立つので後ろ側にしました。今後取れるようならエポキシ補修でしょうかね。祖父母の時のは30年を超え経年変化で弱り、火袋があちこち負傷しておりますが、この新しいのも是非大切にして長く飾りたいと思います。とても満足のいく良い品物で喜んでいます。